「シュール」「人間不信から救われた!」訪日NZ首相のためキウイが悲しげに踊る? 海外で話題に

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 訪日したニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、奇妙なキウイ・フルーツのイベントに足を運んだ。厳かな空気のなか、日本の伝統曲にあわせてキウイのマスコットが揺れるというシュールなイベントに、世界のネットユーザーは大いに沸いた。

◆悲しげなダンスのミスマッチ
 イベントは日本でキウイシーズンが始まることを祝うもので、その様子をニュージーランド・スタッフ誌のヘンリー・クーク政治部記者がツイッターで紹介したところ、現在までに16万件の「いいね」を集める人気となった。記者は「人生で最高の日」だとツイートしている。

 ダンスはゼスプリ社のキウイのマスコット2体がステージに立ち、滝廉太郎の悲しげな『荒城の月』に乗せてゆるいダンスを披露する内容だ。なんともいえないミスマッチに、ネットは温かな笑いに包まれた。ニュージーランドのスピンオフ誌は、海外の使節団をその国の古典的音楽でもてなすことは一般的だとフォローしている。

 ニュージーランドのニュース・ハブ誌(4月21日)は、「シュールな調子」のイベントが話題をさらったと報じた。記事によるとアーダーン首相は2019年にもキウイ・ブラザーズに会っており、その時の様子は鮮明に覚えているという。首相は「ありがたいことに踊らされることはありませんでしたが、握手してくれました」と述べ、いまだに執務室に写真を飾ってあるとつけ加えた。

Text by 青葉やまと