CX-5より良い? 北米専用マツダCX-50、米誌が試乗レビュー

マツダ

 マツダCX-50は、アウトドアやオフロード機能を重視して開発された、北米市場向けのクロスオーバーSUVだ。CX-5では物足りないと感じるアウトドアユーザーを満足させるべく、キャビン空間を拡張し、オフロード性能を向上させた。アメリカでは今春の発売を前に、オンロードに優れるがオフロードに弱いとの意見と、その真逆の見解とが混在している。

◆オンロードかオフロードか
 CX-50の評価のポイントとなるのが、日常用途での使い勝手だ。米カー&ドライバー誌(3月28日)は、このセグメントのクルマには、「キャンプ用具に囲まれた」マーケティング上のイメージが先行していると指摘し、それにとらわれず「オンロードでの快適なドライブ性、魅力的なデザイン、クラス平均を上回る改良」に注力したCX-50に好感を抱いた模様だ。CX-5との比較では、走りは同様に良く、見栄えはCX-50のほうが優れると評価。「これでマツダは最も魅力的なコンパクトSUVを2車種持つことになる」としている。

 対する米モーター・トレンド誌(3月28日)はオンロードでの「日々の居住性という意味ではいくぶん失望」した、と正反対の評価で、ステアリングなどに難があると指摘している。反対に「オフロードでのトラクションとトーイングの安定性は印象的」とのコメントだ。

Text by 青葉やまと