「マツダは室内デザイン力で突出」CX-5新型、英誌レビュー
マツダ CX-5が2022年型として大幅な進化を遂げた。同モデルはイギリスで販売されるマツダ車の4台に1台を占める主力モデルだ。ファミリー向けSUVという熾烈な競争にさらされる市場において、CX-5が得意としてきた総合バランスの良さをさらに高めている。
◆総合バランスの良さに定評
CX-5は斬新すぎず平凡すぎずという絶妙なラインを突いたファミリーカーであり、そのポジショニングは新型でも引き継がれている。英オート・カー誌(2月3日)は「内外ともに魅力的なスタイリング、納得のいくオプションのレベル、そして円熟のダイナミクスなど、広く知られたこのブランドのセールスポイントを疑う余地もなくはっきりと輝かせながらも、快適で収容力抜群の万能クロスオーバーという立ち位置を揺るぎなく確保している」と非常に高く評価している。
一方、乗り心地という意味では好みが分かれるかもしれない。新型CX-5では新たなダンパーを導入し、スプリングの設定を柔らかめに変更、そしてシートのサポート性を改善した。英オート・エクスプレス誌(2月3日)は「その大部分においてマツダの努力は有益だといえる」と評価しながらも、柔らかめのスプリングによってコーナリング時のボディーロールが大きくなってしまったとも指摘している。
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