走りは高評価、でもデザインは…? 新型スバルWRX、米誌がレビュー
◆モダンなデザインだが、異論も
レースコースを思いのままに駆ける新型WRXだが、スタイリングについては好みが分かれるところかもしれない。米US&ワールドニューズ誌は、スバルの独自性とSUVらしさを追求したデザインになっていると評価している。よりシャープになったLEDヘッドライトなどが、従来よりもモダンな印象を演出している。しかし、六角形のナット状のホイールウェルについては、同誌は不恰好だと捉えたようだ。
新型WRXの走行性能を称賛していたカー&ドライバー誌は、スタイリングに関しては「弁解の余地なく無様」と断言する。突き出たフェンダーやずんぐりむっくりしたラインなどがマイナス評価となってしまった。子供用のハサミで切り抜いたような形のホイールアーチ、などと皮肉を並べるが、本来のフィールドであるラリーで泥に塗れたときにこそたくましいデザインが光るのかもしれない。
◆来年頭に登場予定
以上の仕様はあくまで現段階での内容であり、今後変更される可能性がある。具体的なトリムは発表されていないものの、最上位のトリムとしてWRX GTが用意されることが確定している。GTはシートおよびホイールを専用のものとし、WRX最高峰のパフォーマンスを発揮するトリムとなる。
スバルがアメリカで販売するWRXは、日本の群馬県にある生産工場で製造される。2022年初めに米国発売となる予定だが、現在新型コロナウイルスの影響により世界的なサプライチェーンの混乱がみられることから、販売がずれ込む可能性があるかもしれない。
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