「初代の不満点を解消」新型スバルBRZ、米誌レビュー GT86と比べると?

スバル

 スバルは今秋、トヨタと共同開発するライトウェイトFRスポーツのBRZについて、最新2022年型を投入する。アメリカでもほぼ同時期の発売が予告されており、現地では試乗レビューが登場している。ライトスポーツの期待を上回る排気量を実現するなど、BRZの良さを残しながら不満点をきれいに改善していると好評だ。

◆9年ぶりの大幅刷新
 2012年に初登場したBRZは、今年になって9年ぶりの全面改良を遂げることとなる。米カー&ドライバー誌(8月30日)は、「実際のところ(新型)BRZは、期待されるあらゆる面において良くなっている」と評価する。2022年型ではBRZ独自の長所を残しつつ、マイナス点を徹底的に排除した。同誌は「初代が持つ純粋さへの影響を避けながら、我々が初代に対して感じていた多くの不満点を解消」したことが新型BRZの鍵だと分析している。

 試乗した感覚では合格点を優に上回ったようで、ロードサーキットなどを巡ったうえで同誌は、「愛好者たちが掻いても掻いても掻き足りないほどかゆいところに手が届くようになって帰ってきた」とコメントしている。改訂に伴い安全装備などを拡充したにもかかわらず、非常にスリムに収まっているボディがその一例だ。また、2022年型ではアルミルーフで重量を抑えたほか、運転席と助手席上のルーフ(屋根)が盛り上がったダブルバブルルーフを採用し、課題だったヘッドルームを改善した。さらにねじり剛性を50%向上し、安全面のみならずハンドリング操作も向上している。

 エンジンは現行型に引き続き4気筒ボクサーエンジンを搭載するが、排気量が2.0リットルから2.4リットルに強化されている。馬力は従来の207psから231psに、トルクは211Nmから249Nmへとそれぞれ進化した。以前はAT構成で馬力がわずかに抑制されていたものの、この減衰も新型では取り払われている。AT車でサーキットをテスト走行した米モーター・トレンド誌は、スポーツモードに入れておくことでエンジンの出力を維持したままタイミング良くシフトダウンする挙動となっており、思いのままの回転数を維持することができたと振り返っている。

Text by 青葉やまと