「これこそ真のTLXだ」アキュラTLXタイプS、北米メディア興奮
ホンダは海外向け高級ブランドのアキュラから、TLXタイプSを北米市場で発売した。4段階あるTLXのトリムのうち、最高峰に位置する。3.0リットルターボチャージV6エンジンを搭載した本トリムは、「アキュラ史上最高のパフォーマンスを持つセダン」との触れ込みだ。
◆成長して帰ってきたTLX
アキュラTLXタイプSは、SUVを買うほどではないが馬力のある4ドア車が欲しい、という購入者に強く訴求しそうだ。カナダのドライビング誌(7月23日)は、まるでタイプSが、「成長してワルになって帰ってきた、新しいオレだ」と語っているかのようだと表現。最大360psを出力する専用ターボチャージャー付きエンジンが、活気ある走りを生み出す。また、ハンドリングの良さからAWD性能まで、TLXと比べるとすべてが一段上のレベルに引き上げられた。
そもそもアキュラは、ホンダのパフォーマンス部門を担ってきた。過去には高級ブランドへと移行しつつあったが、TLXタイプSの投入によってパフォーマンスへの回帰という方向性が示された事になる。カナダのグローブ&メール紙(8月6日)は、通常版のTLXも心地よいトルクとセダンとして十分な性能を備えているが、タイプSはさらにパワーでの満足度が向上していると評価する。「通常のTLXがかろうじてスポーティーに見えるのに対し、タイプSは実際にスポーティーだ」とコメント。
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