「もっともスタイリッシュなクルマ」三菱エクリプスクロス2022年型、北米メディア評

三菱自動車工業

 マーケットシェアで見ると少数派のクルマのなかにも、独自のアイデンティティーを持つ注目に値するモデルというものは存在する。三菱 エクリプス クロスも、そんな個性派のひとつだ。サブコンパクトSUVのなかでも際立つスマートなフォルムで北米市場を魅了している。

◆よりスマートなルックスに
 スタイリッシュにまとめたエクステリアは、三菱 エクリプス クロスの最大の美点のひとつだ。カナダのグローブ&メール紙(6月29日)は、「三菱 エクリプス クロス2022の優れたルックスは、依然として人目を引く特徴だ」と評価している。サブコンパクトSUVといえば容積を稼ぎたい都合上、正面から見ると正方形に近い形状に落ち着いているモデルも多い。エクリプス クロスはこうした慣例に反し、スタイリッシュなシルエットを実現した。新型は先代の2020年型と比べると、フロント、リアともにオーバーハングがより長くなっている。ロングかつ高さを抑えたプロポーションがいっそう際立つようになったほか、荷室が拡大するという実利も生み出している。新しいエクリプスクロスを「もっともスタイリッシュなクルマになった」と評するカナダのドライビング誌は、「スマートでより流線的かつ洗練されたデザインは、流行に敏感なミレニアル世代を引きつけるだろう」としている。

 インテリアでは、2020年型と同様、ステアリングの奥に配置された大型のパドルシフトが特徴的だ。米モーター・トレンド誌(6月23日)は「2022年型三菱 エクリプス クロスに乗り込めば、最初に気づくのはステアリングコラムにマウントされた巨大なシフトパドル群だ」と綴る。また、新型での改良点としては、インフォテインメントがタッチパッドからタッチスクリーンに進化した。以前のモデルでは画面に直接触れるのではなく、シフトノブ付近にノートPCのタッチパッドに似たパーツが配置され、これを指先で操作するしくみだった。腕を下ろしたままで扱える趣向だったが、やや独自色の強い方式から主流のタッチスクリーンへと方針を転換した。

Text by 青葉やまと