「このクラスで最もホット」マツダCX-30ターボ、スタイルとパワーを米誌好感

マツダ

◆最もホットなサブコンパクトSUV
 スタイリングは人気のCX-30のデザインを踏襲しており、垢抜けたルックスが目を引く。ロード・ショー誌は「スタイルも実力も確かであり、これは今日売られているなかで最もホットなサブコンパクト・クロスオーバーだ」と述べている。

 米モーター・トレンド誌(5月26日)も、「上質な造形とキレのあるライン」に目を奪われるとしている。「エクステリアのスタイリングはなおCX-30で最良の特徴のひとつであり、ほかの多くのサブコンパクトSUVよりもいっそうエレガントで円熟している」との評価だ。キャビンの完成度も高く、全体としてプレミアムな雰囲気を演出している、と同誌は語る。とくに素晴らしいのはフロントシートで、ほどよい硬さのシートが人間工学に基づいた形状でドライバーと同乗者をサポートする。そのほか、プラスチック素材のチープな印象を感じさせにくいデザインとなっており、確かな風格を感じさせる。

 難点を挙げるなら、各誌共通の見解として、インフォテインメントの操作性に古めかしさを感じてしまうようだ。とはいえApple CarPlayとAndroid Autoに対応しているため、スマホから操作してしまえば大きな不満を抱くことはないだろう。

◆北米で現在販売中
 マツダ CX-30 ターボはSKYACTIV-G 2.5Lターボエンジンを搭載する。走行中は4WDシステムのi-アクティブ AWDがコーナリングとオフロード走破性を高め、ダイナミックなパフォーマンスをサポートする。スタイリングは魂動デザインに基づいて躍動感を体現しており、光の角度によってドア側面に浮かび上がるS字のラインも細部までのこだわりを感じさせる要素のひとつだ。

 ターボ搭載のCX-30は3グレードが存在する。エントリーレベルの「2.5 ターボ」はレーダーベースのクルーズ・コントロールに対応し、3万50ドル(約333万円)からの設定だ。「2.5 ターボ プレミアム」はボーズ社の12スピーカー・システムと電動リフトゲートが加わり、3万2450ドル(約360万円)からとなる。最上位の「2.5 ターボ プレミアム プラス」では360度ビュー・モニターなどを備え、3万4050ドル(約377万円)からとなる。いずれも北米で販売中だ。

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Text by 青葉やまと