「素晴らしい」新型アウトランダー、米メディア感嘆「15年間で最も競争力ある三菱車」
◆キャビンは「実にゴージャス」
洗練されたキャビンも好評だ。ロード・ショー誌は「車内に入っておよそ5秒もあれば、これは三菱の新しい血統なのだと気づくし、これは相当に素晴らしい。本当に」と述べている。ダッシュボードはシンプルかつエレガントで、前列・2列目ともにシートは快適、そして惜しみなく高品位の素材が投入されており、「このSUVのキャビンは実にゴージャスだ」と同誌は感心している。アウトランダーは3列目シートも標準で備えている点が特徴的だが、こちらは大人が乗るにはやや狭く、子供を座らせるのに適しているとの印象を同誌は受けたようだ。
3列目シートについてはカーズ・ドット・コムもあまり実用性を見出せなかったようで、利便性のあるツールというよりは海外市場での税金対策のように感じられる、と分析している。ただ、「クセのある3列目はさておき、それ以外のインテリアはきわめてよくできている」との評価だ。レイアウトは旧型アウトランダーとは大きく異なり、座席の高さがかなり低めに設定されている。ダッシュボードと窓下のベルトラインが高い位置に設けられていることと相まって、シートに座ればかなり堂々とした風格を感じさせる。細かなところでは、後部リフトゲートのロック用に専用のボタンが設けられた。ロック用の独立ボタンは価格が2〜3倍するSUVにしか見られなかったものだと記事は述べ、三菱の高級感へのこだわりを支持している。
◆アメリカ市場で販売中
2002年にアメリカで販売開始された三菱 アウトランダーは、今モデルで4代目を数える。
新型は2.5L直列4気筒エンジンを搭載し、最大で184馬力を出力する。三菱がラリー競技で培ったS-AWC制御システムを採用し、幅広い路面状況で最適なAWD走行を実現した。新開発のドライブモード・セレクタには2WDモードを含む5種類のモードを揃え、オンロード・オフロードを問わず快適な運転を支援する。
アメリカ市場ですでに販売開始されており、ベース価格は2万6990ドル(約295万円)からの設定だ。
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