新型アキュラMDX、米誌「シリーズ最大の飛躍」 タイプSは夏に登場

American Honda Motor Co., Inc.

 ホンダの北米向け高級ブランドであるアキュラは12月8日、3列SUV「MDX」の2022年モデルの量産型最終スペックを公開した。モダンで洗練されたスタイルとなった新MDXは、スポーツグレードのタイプSを新設し、よりホットな走りを求めるユーザーに強く訴求する。

◆MDX史上最大の飛躍
 新型アキュラ MDXのデザインは、10月に公開されていたプロトタイプを忠実に踏襲している。従来よりも全長・全幅を伸ばし、より広々とした内部空間を実現した。アキュラ MDXは2001年に登場し、以来100万台を売り上げている。米モーター・トレンド誌(12月8日)は20年にわたる歴史を持つシリーズだと紹介したうえで、「この2022年モデルは、この人気のMDXがこれまで成してきたなかでも最も大きな世代の飛躍にあたる」と紹介している。従来からの変更点は「短く答えるなら、文字通りすべて」であり、より具体的には「プラットフォーム、シャーシ、ボディ、そしてインテリアが、既存のこのSUVとまったく異なっている」とする。エクステリアではフロントグリルの存在感が増し、鋭角のLEDヘッドライトおよび下部の昼間灯と相まって高級感を漂わせる。リア側のデザインもより気品ある印象となった。

 走りも一段と強化された。米テックメディアのCネットが運営するロード・ショー誌(12月8日)は、ATの変更に注目している。旧来の9速から10速ユニットへと変更され、加速が必要なシーンでは一気に4段階のシフトチェンジをこなす。同誌はこれを「スマートな」トランスミッションだと評価している。また、既存モデルと同様、MT車の感覚を楽しめるパドルシフトが備わる。エンジンの出力自体は現行の2020年型と同様、最大294psだ。

Text by 青葉やまと