「日産の新たなブランド像を体現」新型EVアリア、優美なデザイン・性能に海外も注目

♦︎ストレスフリーは新たなレベルへ
 洗練されたデザインでアピールする日産 アリアは、実用性の面でも高い水準を確保している。日本仕様では、バッテリーは65kWhと90kWhから選択可能だ。航続距離は90kWhバッテリーと2WD仕様の組み合わせで最長となり、610キロに達する。米ロードショー誌は、「10年前のリーフ登場以来積み重ねてきたノウハウ」が宿るアリアは、「エミッションフリーかつストレスフリーの自動車のコンセプトを次なるレベルへと引き上げる」ものだとして称賛している。ちなみに米国では、63kWhと87kWhから選択する形となる。ロードショー誌は、容量の少ない方のバッテリーですら、現行リーフの最高スペックとなるリーフ プラス(日本名:リーフ e+)のバッテリー容量(62kWh)を上回ると紹介している。なお、バッテリーは非常に薄く設計されて床下に埋め込まれており、このことが車体設計の自由度を引き上げたという。開発チームではその形状から、通称「魔法のじゅうたん」と呼んでいるようだ。

 運転支援システムでは日産プロパイロット2.0を装備し、ストレスフリーな乗車体験をさらに向上する。高速道路上で車間距離を一定に保つほか、先行車両の追い越しが可能な場面で追い越しを提案し、ドライバーの承認操作を経て追い越しを実施することが可能だ。カー&ドライバー誌では、特定の状況でハンズフリーの運転が可能になるものだと総括している。

♦︎日本市場重視に回帰、先行発売へ
 日産初のクロスオーバーSUVとなるアリアは、2WDとAWDの二つの駆動方式を用意する。どちらも、バッテリーは65kWhと90kWhから選択可能だ。AWDでは、新開発の四輪制御技術であるe-4ORCEを初搭載する。先述のプロパイロット2.0に加え、スマートフォンから駐車操作を行うプロパイロット リモート パーキングや、アクセルとブレーキを統合したe-Pedalなどを装備し、運転のストレス軽減を図る。

 過去には日本市場への新車投入が遅れていた日産だが、アリアは2021年中頃に日本で先行発売となる。その後2021年末までに、欧州、北米、および中国に展開する計画だ。日本での補助金適用後の実質価格は、およそ500万円からとなる見込みだ。

Text by 青葉やまと

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