現行のカローラで最もスポーツ寄りといえるのは171馬力のカローラXSEだが、これを超える性能が望まれてきたと記事は指摘する。スポーティな新型の投入により、個性が光るフォルクスワーゲンのゴルフGTIのように印象的な立ち位置を確保できるだろうか。

　近年トヨタはリニューアルしたスープラを象徴として、カムリとアバロンにTRDモデルを揃えるなど、馬力を重視したレース寄りのモデルを拡充している。ありふれた車づくりからの脱却を図るトヨタのこうした試みにTFLカー誌は触れ、GRカローラ登場のあかつきには、ゴルフGTIやヒュンダイ ヴェロスターNなどのライバルとなるだろうと読んでいる。

♦︎待ち望まれたスポーツモデル
　GRカローラはカローラのスポーツバージョンとなるもので、GRの名称はトヨタのモータースポーツ活動であるGAZOO Racingに由来する。北米では2000年代半ばからカローラXRSが販売されていたが、カローラシリーズへのスポーツモデルの投入はそれ以来となる。

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