スタイリッシュに進化した日産ジューク デザインだけでなく安全性でも高評価

 日産の欧州部門が昨年12月から欧州で販売を開始した新型ジュークは、これまでのジュークらしさを脱ぎ捨て、一段となじみやすくなった新たなスタイリングが好評だ。また、ジュークとしては初めて運転支援システム「プロパイロット」を搭載する。欧州の安全性評価で最高グレードとなる5つ星を獲得した。

♦︎成熟のデザイン
 先代ジュークは奇抜ともいえる個性的なデザインで人気を集めていたが、新型ジュークは一段階おとなしくなった印象だ。個性が鳴りを潜め、より円熟したデザインに進化を遂げた。英BBCが放送する自動車番組「トップ・ギア」(12月17日)は、「見苦しさダウンで愉しみアップ」と表現する。斜めに鋭く切り込んだLEDデイライトなど目を引くポイントを残しつつ、それに沿うように走るメタルパーツがスマートなルックスを演出する。ジューク本来の「塊感」を残しつつ、一体感を持たせた印象だ。同記事は「ディテールは以前より……奇妙ではなくなった」と述べ、インパクト重視からの方向性の変化を評価している。

 デイライトの変化については、「世界最古の自動車雑誌」を自負するイギリスのオートカー誌も歓迎している。ボディから突き出た存在感たっぷりの旧デイライトは、イギリスのオーナーの間でも賛否がわかれていた模様だ。さらにその形状は、エアロダイナミクスの観点からいえばマイナスでしかなかった。新型ジュークではこの点が改善されたほか、デフォルメが利いていたホイールアーチもスリム化され、自然で大人な仕上がりになっている。一方で、ひと回り大型化したボディに合わせるため、フロントおよびリアウインドウの傾斜角は以前より鋭さを増した。全体に統一感を高めつつ、必要な箇所には思い切った判断を導入している。

Text by 青葉やまと

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