トヨタ・ホンダの5車種が部門1位に 米誌「コスパ最高の車」

 リストは品質とコストのバランスに優れた車種を選定したものだ。このうち品質に関する指標としては、同誌のベストカー・ランキングの集計に用いられたスコアが利用されている。これは安全性の高さと故障率の低さを同誌が独自に集計したものだ。

 さらに権威ある自動車関連誌によるレビュー情報を収集し、パフォーマンス、インテリア、推薦度などについての評価を反映することで、同誌編集部の見解だけでなく広い意見に耳を傾けている。コストの指標としてはメーカー希望小売価格ではなく実売価格を参照し、さらに5年間の総合的な維持費用をこれに加算している。実際に所有した場合の感覚に非常に近い評価手法と言えそうだ。

♦︎日本車5モデルへの評価は
 選出された各車種のなかでは、ホンダならびにトヨタが手がける5車種が現在日本で正規ディーラーを通じて入手可能だ。これらの車種の概要をご紹介したい。なお、以下に紹介するスペックは評価対象となったアメリカ市場向けモデルを参照しているため、現在日本で販売中のものとは一部仕様が異なる場合がある。

 コンパクトSUV部門のベストに輝いたのは、ホンダ CR-Vだ。最新モデルでは安全装備のホンダセンシングが標準仕様となり、エクステリアのデザインも進化した。CR-Vの長所として同誌は、快適な乗り心地、優れた燃費、デザインの良いキャビン空間、そして広大なラゲッジルームを挙げている。

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Text by 青葉やまと