北米発売の新型「レガシィ」、現地メディアから好評 SUV全盛のなか際立つ存在感
◆セダンの進化は続く
SUV全盛の現代において、スバルは実直にセダンの開発にこだわる。その姿勢は北米各誌も好意的に受け止めているようだ。米カー&ドライバー誌(8月26日)の編集者は2020年型スバル・レガシィなどは、「セダンが死んでおらず進化していることの証だ」と述べ、中型セダンの改良でスバルは良い仕事をしていると評価している。
一方でスバルとしても、クロスオーバーやSUVが人気を集める現状をまったく無視しているわけではないようだ。グローブ&メール紙は、新型レガシィのキャッチフレーズが「セダン界のSUV」となっていることを紹介している。北米でのSUV人気を意識しての売り込みということだろう。実際に収容力ではSUVにも引けを取らないと同紙は見ている。ルーフラック用のポートを標準装備しており、アウトドア派であれば自転車からカヤックまで好きな器具を積んで旅行に出ることも可能だ。
◆スペック
2020年型スバル・レガシィは、全車4WDと無段階変速(CVT)の構成となる。基本グレードとなるレガシィから、最上位のレガシィ・リミテッドXTまで、全5種を展開する。上位車種はグレードに応じ、アルミ合金ホイールや安全装備、LEDライトなどを追加搭載する。すべてのグレードで2.5Lボクサー4気筒エンジンを搭載し、燃費公称値は高速走行時で約14.9L/km、市街地で約11.5L/kmとなっている。アメリカでのベースモデル価格は2万2745ドル (約247万円)からの設定だ。
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