MINI初のEV「MINI クーパーSE」 計算された「都市型」のベストバランス

Sam Cobb / Feature Photo Service for MINI

 独BMWは7月、MINIシリーズ初の完全EVモデルとなる「クーパーSE」を欧州で発売することを発表した。グレードを示す「クーパーS」に、EVモデルの「E」を付加したモデル名となる。小さなボディにパワフルな電気モーターを搭載し、デザインにも実用性にも優れるモデルに仕上がった。

♦︎MINIの伝統を汲んだ軽量ボディ
 完全に電動モデルとなったクーパーSEだが、その根底にはMINIの血が流れている。ほぼ完成形に近いプロトタイプ車を試乗したブルームバーグの記者は、MINIに期待する運転感覚がそのまま得られたとコメントしている。従来の伝統を崩すことなく、ガソリンスタンドに立ち寄る必要がなくなった点だけが異なるという。

                                                                                                                 

 もともと小型であるMINIの車体は、EV化でさらに軽量化した。重量130キロに及ぶバッテリーを搭載しながら、全体の車両重量を1350キロに抑えている。現在発売されているEV車のなかでも最も軽い部類に属する、と英オート・エクスプレス誌は評価している。テストドライブを行った同誌は、軽量な分だけ高速でのコーナリング時に横滑りを感じることがある、とも紹介している。ただし四輪のグリップ感は確実に残っており、さほどスリップが気になることはないようだ。

Text by 青葉やまと