ホンダ、自動車ブランド評価1位 車種別も好成績 米『ケリー・ブルー・ブック』
◆ブランド力に定評
リストの4割をホンダ車が占めているが、ランキングを作成したKBBは実際のところ、ホンダの実績を高く評価しているようだ。ホンダブランドのリセール・バリューと信頼性は数十年にわたり定評があるほか、配慮が行き届いた設計、ファミリーに優しい機能、ドライブのよろこびなど、特徴が際立つとKBBは述べている。ちなみにブランド別2位のトヨタは、ファミリー層重視のラインナップが高く評価された。3位は3列SUVのアセントを展開したスバルで、同社のクルマはどれもオールシーズンを通じた使い出の良さに定評がある、とKBB社はコメントしている。
ランキングの発表を受け、アメリカのニュースメディアもホンダのブランド力に改めて注目している。自動車ニュースサイトの『トルク・ニュース』は、「ホンダ車の購入を検討すべき2つの理由」と題する記事を掲載。記事を要約すると、その理由とは再販価格に優れるほか、予想外の修理も少なくて済むというものだ。日本車メーカーのこうした特徴は以前から有名だった、と同誌は振り返る。また、ホンダは忠誠心の高い支持層を持っているとも述べている。
米ケーブルニュースチャンネルのFOXビジネスも、すべてのホンダ車合計でKBBから31の賞を授与されていると述べ、ブランドの実力を賞賛した。
自動車産業ポータルの『マークラインズ』が集計した2019年上期の新車販売台数シェアでは、トヨタが13.7%で、GMとフォードに次ぐ3位となっている。ホンダは9.2%とシェアでは及ばないが、品質の高さで定評を得ているようだ。