「イギリスの悪路では……」トヨタ・カムリ、14年ぶりの英上陸、現地評は?

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 トヨタ・カムリの新型が14年ぶりにイギリスに復活する。世界的に好調なカムリも、イギリスでは苦戦。トヨタは同国での販売を1983年に開始したが、セールスが想定を下回ったことから2004年に終売していた。新モデルは個性的なエクステリアと充電作業不要のハイブリッドエンジンが目を引くが、英メディアの評価は「あくまでアメリカ用」「Uberドライバー向け」と厳しい。

◆ハイブリッドエンジンと安全装備を標準搭載
 ハイブリッドエンジンはプリウスにも採用されているものの新型となる。2487ccの4気筒エンジンを搭載し、電気モーターとの組み合わせで17.7km/lのWLTP値を実現した。簡易的ながらスポーツモードを搭載し、加速感を楽しみたいオーナーの要望にも応える。クールーズコントロールでドライバーの負担を軽減するほか、車線逸脱警報、歩行者検知および被害軽減ブレーキなどの安全技術を盛り込んだ。

 日本ではX/G/WSの3グレードで展開している本モデルは、欧州ではデザイン/エクセルの2ラインナップで展開する。価格は2万9995ポンド(約412万円)から。どちらのグレードを購入しても、ハイブリッドエンジン、各種安全装置、キーレスシステム、レザーシートなどが標準で付属する。上位グレードのエクセルでは装備するLED数が増えるほか、スマホのワイヤレス充電や先進的なパーキングセンサーなどの装備が追加で搭載される。

Text by 青葉やまと