「長年待った価値ある」復活のトヨタ・スープラ、海外の反応は?
◆海外メディアの評判は?
新型スープラについて、海外メディアの評価はさまざまだ。米CNBCは、長年待ったかいがあったと高評価を贈る。米国では21年ぶりの復活となる本モデルは、BMW Z4と基本的なプラットフォームは共通しているが、そのほかの構成により明確に差別化できていると評価している。7年という長い開発期間が結実した。
英テレグラフ紙は、長く待ち望まれていた新型だが輝きに欠けるとコメントしている。同じ道を同じ速度で走行したときに、疾走感や悦びはアルピーヌ A110やポルシェ・ケイマンに及ばないと述べている。アメリカではこれもスポーツカーと呼ばれるのだろうが、ヨーロッパでの質の高い定義とは異なる、と辛口だ。
豪『news.com.au』は、ユーザは価格に二の足を踏むかもしれないとの記事を掲載している。「顧客がスープラを家に持ち帰るには、宝くじに2度当たる必要があるかもしれない」と述べる。しかし販売は好調だ。トヨタの広報担当者によると、数千件もの予約があり、新車種を最初に受け取る100名のオーナーは抽選で決定されるという。
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