スケジューリングが生産性を下げる理由
◆思った以上に時間はある
時間飢餓が発生する原因は、するべきことが多すぎて時間が足りないせいだと思う人もいるだろう。
まさにその通りという場合もあるかもしれない。しかし私たちの調査の結果、許された時間の中で何ができると思うかという認識の仕方にも問題が潜んでいることが示唆された。つまり、私たちが自ら時間飢餓を招いているという可能性を自覚しておくことが重要だ。
スケジューリングや日々の計画を立てなければ気が済まないという人は、予定や用事を立て続けに並べてスケジュールを組むことが、ひとつの解決策となるだろう。そうすれば、予定のない時間が増える。予定のない時間が数時間続くと、次の予定が差し迫っていない間は特に、その時間をより長く感じる。
自分が感じているほど時間は短くないということを、念頭に置いておくことが効果的だ。何かを終わらせるだけの時間があるようには思えなくても、まずはその用事に取りかかり、後で終わらせるということも可能だ。
「始め良ければ半分終わったも同然」というアリストテレスの言葉にもあるように。
This article was originally published on The Conversation. Read the original article.
Translated by t.sato via Conyac