「ネイキッド」「ラピュタ」海外の人が赤面・笑ってしまう車名あれこれ

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 たいていの車種名は日本語ではクールで耳触りが良い。しかし、ひとたび北米やヨーロッパ市場に輸出されると、現地の反応は様々だ。フォーブス誌では自動車ライターのピーター・リオン氏が、優れたネーミングを列挙している。レクサス(Lexus)は高級感のある響き、シビック(Civic)は大衆向けのイメージが明確で親しみやすいほか、後ろから読んでもCivicになっていると紹介する。一方で、現地の人々が思わず首をひねるような、おかしな名前もあるようだ。

◆なぜわざわざ……?
 フォーブス誌が挙げるのは、赤ちゃんをさらう野犬種を意味する三菱ディンゴ(Dingo)、日本語の風雅から来ているがイタリアでは「逃げる」を意味し、英語話者には腐ったキノコのようなイメージを抱かせる日産フーガ(Fuga)、そして絶滅危惧種の羊を意味し、その名の通り消えてしまったいすゞのビッグホーン(Bighorn)などだ。三菱レグナム(Legnum)も足の痺れであるnumb legを想起させ印象が良くないようだ。

 英サン紙では、悪いイメージとまではいかないものの、三菱ミニカ レタス(Lettuce)から、平凡で退屈な野菜のイメージが漂うとしている。イメージ戦略の一端を担う車名だが、英語話者が抱く印象はかなり異なる場合があるようだ。

Text by 青葉やまと