学生の皆さんへ:あなたの投稿は人生をめちゃくちゃにしてしまうかもしれない

Antonio Guillem / Shutterstock.com

◆企業とか大学って、本当に見てるの?
 あなたのプロフィールが大学の入学担当者や採用担当者に精査される可能性は高い。(編注:アメリカの大学は学力試験だけでなく、学生の個性なども判断材料とした選考制度をとっている)CareerBuilderの2017に行われた ソーシャルメディアリクルートメント調査によると、ソーシャルメディア審査をする企業は急騰している:
・ソーシャルメディアを使った審査を行う雇用者数は2006年から600%増えた。
・雇用者の70%が候補者調査にSNSを用いている。
・雇用者の34%が、オンラインで見つけた内容をもとに被用者を解雇・懲戒処分したことがある。

 この傾向は大学入試にも見られる。2017年にKaplan Test Prepが350人以上の入学担当者を対象に行った調査によると、35%が入学志望者のソーシャルメディアプロフィールを確認していた。

◆採用担当は何に注意してるの?
 では、どのような行為を避ければいいのか。私が採用担当者だった頃に、悪印象と感じた特徴は以下のようなものだ:
・違法ドラッグやセックスに関する投稿
・悪事や恥ずかしいことを行なっている写真や動画
・冒涜、侮辱的やレイシストな発言
・政治的な攻撃
・綴りや文法の誤り
・文句や悪口-新しい学校や会社、ボスや同僚にするかもしれないでしょう?

◆良い評判を作るためには何ができるの?
 ソーシャルメディアの全てが悪いというわけではない。多くの場合、採用担当者があなたの性格や適性を感じ取るのを助けてくれる。CareerBuilderの調査によると、ソーシャルメディアを審査した雇用者のうち44%は、ポジティブな情報を見つけて、それが採用につながったという。

 私の経験からすると、以下の情報が候補者のレジュメを支え、確認するのにつながる。
・プロフィール上の教育経験や職業経験が、採用担当者が求めているものと一致するとき
・プロフィール写真と説明文が大人らしいとき
・あなたの趣味や興味が、会社や大学の理念と一致するとき
・地域団体や社会団体(ボランティアなど)に関わっていて、人格を示せているとき
・ポジティブで支持的なコメとや反応、証言があるとき

◆どうすれば改善できるの?
 調べてみよう。夢の大学や将来の雇用者はあなたをグーグルで調べることができるのだから、あなたも同じくすればいいのです。また、もう使っていないものも含めてあなたの全てのソーシャルメディアプロフィールを確認しよう。そして、勘違いをされそうなものは削除しておこう。一度見てしまったことは忘れられないのだから。

 要するに、将来のボスや入学担当者、恋人に見てもらいたくないものがあるならば、投稿するな。すでに投稿していたら、削除するべき。

 あなたのキャリアカウンセラーより

This article was originally published on The Conversation. Read the original article.
Translated by Masaru Urano

The Conversation

Text by The Conversation