“日本のゲーム界で気候変動” 東京ゲームショウ開幕で、海外メディアが驚き

 18日、日本最大のゲーム展覧会「東京ゲームショウ2014」が千葉の幕張メッセで開幕した(一般公開は20(土)と21日(日)の2日間)。

【圧倒的に多いスマホ向け】
 今回はスマホ向けゲームのタイトル数が圧倒的に多く、『IGN』(17日の記事)は日本のゲーム界で「気候変動」が起きていると述べる。

 同サイトによると、iOSおよびアンドロイド向けのゲームがそれぞれ259本と246本で合計505本。これに対して、「伝統的な」専用機向けが310本で、日本のゲーム文化におけるシフトを象徴していると言う。

 だが、ハリウッド・リポーター誌によれば、タイトル数ではスマホ向けが勝ったものの、行列が出来ていたのは専用機の方だったという。

【VR】
 ハリウッド・リポーター誌は、今回、VR(バーチャルリアリティ)技術のデモが注目されており、VRヘッドセットを手がけるOculus VR社のブースでは、様々なシナリオを体験しようという人々で長い列が出来ていたと述べる。

 Oculus VRといえば、3月にフェイスブックが買収を発表、買収額は20億ドルだった。

 同誌はまた、新規公開できる会社がないか、東京証券取引所の関係者もゲーム業界に注目していると述べる。第2のガンホー・オンライン・エンターテイメント(「パズル&ドラゴンズ」が大ヒットした)を探せという訳だ。

【展示タイトルの例】
 英ガーディアン紙は数多いゲームの中から以下のタイトルに注目、トレーラーと共に概要を紹介している。

・deepdown(ディープダウン)(カプコン、RPG、PS4向け)
・龍が如くZERO 誓いの場所(セガ、アドベンチャー、PS3/PS4向け)
・サイレントヒル(コナミ、アドベンチャー、PS4向け)
・Bloodborne(ブラッドボーン)(ソニー、RPG、PS4向け)
・Scalebound (スケールバウンド)(プラチナゲームズ、アドベンチャー、Xbox One向け)
・サイコブレイク(米Bethesda、サバイバルホラー、PC/PS3/PS4/Xbox 360/Xbox One向け)
・ファイナルファンタジーXV(スクウェア・エニックス、RPG、PS4/Xbox One向け)

【関連グッズも】
 『IGN』は18日の記事で、会場で販売されているゲーム関連グッズに注目、以下のゲームのキャラクターグッズを写真入りで紹介している。

・カプコム:ロックマン、モンスターハンター
・バンダイナムコ:テイルズ オブ ヴェスペリア、ゴッドイーター、テイルズ オブ エクシリア
・任天堂:スーパーマリオブラザーズ
・スクウェア・エニックス:ファイナルファンタジー、キングダム ハーツ、TITAN FALL、ドラゴンクエスト、各種サウンドトラック
・スパイク・チュンソフト:モノクマ、ダンガンロンパ
・コナミ:メタルギアシリーズ、ファントムペイン

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Text by NewSphere 編集部