機内の乗客、持ち込んだプロジェクターで映画を見始める

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飛行機の中で突如、予想外の出来事が起きて、その様子を撮影したTwitterの動画が賛否両論を巻き起こしています。

2023年6月22日、「ABC7 Eyewitness News」がTwitterに投稿したのは、機内である乗客が自ら持ち込んだプロジェクターで荷物棚の扉部分に映画を映して、鑑賞を始めた様子の動画。

その作品は、2000年に公開されたメル・ギブソンさん主演の映画『パトリオット』で、音声は流れないものの字幕が表示されていたため、まわりの乗客も鑑賞できた様子でした。

その模様が別の客によって撮影され、今回、拡散されたのです。

この動画についてTSA(アメリカ合衆国運輸保安庁)はInstagramで、「大型電子機器は機内持ち込み手荷物に入れることができますが、一部の電子機器は追加の検査が必要な場合があります」などと投稿しました。

今回の出来事にSNSではさまざまな意見が書き込まれています。

「待って、これが許されるのか」
「昔はこんな感じだった。 飛行機の全員が同じ時間に同じ映画を見て」
「これがひどく失礼なのか、思いやりがあるのかどっちなんだろう…?」

機内エンターテインメントがないLCCもあり、便利なようにも見えますが、著作権などの観点から普及することは難しそうですね。

Text by 川崎 謙三郎