日本の「さかのぼり調査」、フランスがテスト採用へ 誰から感染か追跡
Michel Euler / AP Photo
感染者から感染源を辿っていく日本独自の「さかのぼり調査」にフランスが注目し、テスト採用すると3月31日発表した。
◆「前向き」調査と「後ろ向き」調査
フランス政府はこれまで「テスト、追跡、隔離」をスローガンとしてパンデミック対策にあたってきた。しかしその「追跡」は、陽性が判明した人の感染後の接触者に限られてきた。つまり感染者が誰に感染させたかを調べる「前向き」調査だ。
「さかのぼり」調査とは、「後ろ向き」調査とも呼ばれるもので、「感染者の感染前の行動履歴を調べ、感染者が誰から感染したかを遡る」調査を指す(産経新聞、3/18)。これは日本独自の手法とされるものだ。
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