ホンダ、自動車ブランド評価1位 車種別も好成績 米『ケリー・ブルー・ブック』
アメリカの著名な自動車評価会社であるケリー・ブルー・ブック(以下KBB)は、自動車メーカーおよび車種別の受賞歴ランキングを発表した。メーカー別ではホンダが1位に輝いたほか、車種別でも同社のモデルが2〜5位を占めている。日本メーカーへの信頼が感じられる結果となった。
◆ブランド別・車種別ランキング
KBBは自動車評価の分野で実績を持つ企業であり、毎年発売されるほぼすべての新車種を実走テストしている。このたび同社が発表したランキングでは評価指標として、▽推薦度、▽搭載技術、▽リセールバリュー(手放す際の価格)、▽5年間の運用コスト、▽ブランドイメージ、という各種指標を採用した。ほか、「2万ドル以下のクールなクルマ」や「ベスト・ファミリーカー」など、これまで同社が発表した各種ランキングが加味された。
ブランド別ランキングは以下のとおり。
1位:ホンダ
2位:トヨタ
3位:スバル
4位:ヒュンダイ
5位:レクサス
6位:シボレー
7位:フォード
8位:ポルシェ
9位:キア
10位:フォルクスワーゲン
3位までを日本企業が独占したほか、5位にトヨタが展開するレクサスがランクインしている。
一方、車種別のランキングは以下のようになった。
1位:ジープ・ラングラー
2位:ホンダ・シビック
3位:ホンダ・CR-V
4位:ホンダ・オデッセイ
5位:ホンダ・アコード
6位:スバル・クロストレック
7位:ボルボ・XC-40
8位:ヒュンダイ・ヴェロスター
9位:ヒュンダイ・サンタフェ
10位:トヨタ・タコマ
ホンダは1位を逃したものの、2位から5位までを獲得した。そのほかに日本ブランドとして、6位クロストレックと10位タコマが健闘している。タコマはトヨタがアメリカで販売するピックアップトラックだ。
現在アメリカでは350以上の車種が販売されており、そのなかから購入すべき1台を選ぶのは骨が折れる作業となる。KBBは10車種に絞り込んだランキングを発表することで、選択の参考になればと呼びかけている。