日本人観光客、「礼儀正しさ」世界1位 2位のほぼ2倍、192社調査
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海外旅行先で、日本人はどのような観光客として見られているのだろうか。アフリカのサファリツアーを扱う旅行事業者192社を対象にした調査で、日本人が「最も礼儀正しい観光客」の1位に選ばれた。2位のほぼ2倍となる21.1%を記録している。
◆「最も礼儀正しい」日本が21.1%で1位
アフリカのサファリツアーを扱うオンラインマーケットプレイス、SafariBookings.comは、同サイトのツアーオペレーター192社を対象に、観光客の国籍別の特徴について調査した。
尋ねたのは「最も礼儀正しい」「最もチップを払う」「旅行中に最もお金を使う」「最も活動的で冒険好き」「最も食への関心が高い」の5項目。それぞれ独立した質問として集計した。
「最も礼儀正しい観光客」のランキングは次の通りだった。
1位 日本 21.1%
2位 ノルウェー 10.6%
3位 スイス 10.4%
4位 カナダ 9.2%
5位 アメリカ 8.7%
6位 ポーランド 8.2%
7位 オランダ 8.1%
8位タイ ドイツ 5.7%
8位タイ イギリス 5.7%
10位 フランス 3.3%
11位 中国 3.2%
12位 スペイン 2.3%
13位 オーストラリア 2.1%
14位 イタリア 1.3%
日本は21.1%で、2位ノルウェーの10.6%のほぼ2倍。3位のスイスも10.4%で、日本が突出する結果となった。北米ではカナダが9.2%で4位、アメリカが8.7%で5位に入った。
◆チップも旅行中の支出もアメリカが首位
ただし、日本がすべての項目で高い評価を得たわけではない。「最もチップを払う観光客」では、アメリカが29.5%で1位となり、2位ドイツの13.1%に2倍以上の差をつけた。
3位はカナダ(10.0%)、4位はスイス(8.6%)、5位はイギリス(6.9%)だった。
「旅行中に最もお金を使う観光客」でもアメリカが24.0%で首位。ドイツとカナダがともに12.8%で2位タイとなり、4位ノルウェー(11.8%)、5位中国(8.5%)と続いた。
SafariBookings.comは、国籍によって異なる項目で特徴が表れたと指摘しており、日本人は礼儀正しさ、アメリカ人はチップと旅行中の支出でトップになったとしている。
◆「冒険好き」はドイツ 日本は「食」で2位
「最も活動的で冒険好きな観光客」では、ドイツが21.1%で1位となった。2位はフランス(17.8%)、3位オランダ(11.0%)、4位アメリカ(9.5%)、5位オーストラリア(7.9%)だった。
一方、日本が再び上位に登場したのが「最も食への関心が高い観光客」だ。
この部門ではインドが18.7%で1位、日本は17.5%と僅差の2位だった。3位フランス(12.4%)、4位中国(12.3%)、5位オランダ(7.7%)と続いている。
この項目はほかと比べて上位国への集中が小さかった。SafariBookings.comは、食については国ごとの習慣よりも、個人の好みが大きく影響している可能性があるとしている。
◆「192社の21.1%」ではない 調査の集計方法は?
今回のランキングを見る際には、調査対象と集計方法に注意が必要だ。
回答したのは世界各地の旅行者や宿泊施設ではなく、SafariBookings.comのツアーオペレーター192社だ。同サイトはアフリカのサファリツアーを専門に扱っており、今回の結果も、主にサファリ旅行客と接してきた事業者から見た国籍別の傾向といえる。
また、各国が獲得した票をそのまま割合にしたものでもない。
SafariBookings.comは、2024年に同サイトへ寄せられたサファリ旅行の問い合わせ件数を国別に分析。各国の問い合わせ件数を中央値と比較し、問い合わせが少ない国には1を超える重みを、多い国には1未満の重みを設定した。
各国の実際の得票数にこの重みを掛けてスコアを算出し、それを項目ごとに割合へ換算している。1つの質問に対して複数の国籍を挙げた回答者がいた場合は、それぞれを集計に含めた。
そのため、日本の21.1%は「回答した192社の21.1%が日本を選んだ」という単純な得票率ではない。それでも、同じ方法で調整された各国のなかで、日本人観光客が「礼儀正しい」という印象で大きくリードする結果となった。




