若年期の性経験、後年の老化に影響の可能性 研究

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 初めて性行為を経験した年齢と、その後の老化には関連がある可能性がある――。中国の研究チームがそんな研究結果を発表した。研究では、初性交年齢と健康・老化指標との関係を、大規模遺伝データなどを用いて分析した。

 論文は学術誌「Healthcare and Rehabilitation」に掲載された。

 研究チームは、ゲノムワイド関連解析(GWAS)データを利用し、初性交年齢(AFS=Age at First Sexual intercourse)と老化関連指標との関連を解析した。

 研究では、初性交年齢が低いほど、生物学的老化や健康状態の悪化と関連する傾向が見られたとしている。

 また研究チームは、メンデルランダム化解析(Mendelian randomization)を用い、単純な相関だけでなく、因果関係の可能性についても検討したとしている。

 一方で著者らは、この研究だけで「若い頃の性経験そのものが老化を直接引き起こす」と結論づけることはできないとしている。

 初性交年齢には、家庭環境や教育、社会経済状況、精神的ストレス、飲酒・喫煙習慣など、多くの要因が関係していることが知られている。このため、観察された関連が、どの要因によるものかを完全に切り分けることは難しい。

 研究チームは、若年期の経験や生活環境が、その後の健康や老化に長期的な影響を及ぼす可能性があるとして、さらなる研究が必要だとしている。

Text by 白石千尋