過去34年間で目撃例は3件 新種の魚が「サンっぽい」
出典: スタジオジブリ
学術誌「ZooKeys」が、中国・南シナ海で新種の深海魚が発見されたことを発表しました。
名付けの由来は世界でも有名なジブリ作品
今回発見された魚は、アマダイに似た見た目を持つタイルウオの一種。
学名は Branchiostegus sanae(ブランキオステグス・サナエ)です。
ブランキオステグス属の魚は、東アジア・東南アジアの市場で一般に流通するものもありますが、これまでに記載されている種はわずか19種にとどまっています。
この属で新種が確認されたのは、過去34年間でわずか3例。
今回の発見は極めて貴重な成果となりました。
体長は約20~30㎝ほどで、頬に白く際立つストライプ模様があります。
名前の由来は、頬の模様がスタジオジブリの映画『もののけ姫』に登場する主人公・サンの戦化粧に似ていることです。
論文の筆頭著者・ファン ハオチェン氏は、「サンは森と共に生きる戦う少女であり、人間と自然の関係性を考えさせる象徴的な存在」とコメント。
続けて「我々の研究でも、自然との共生のメッセージを伝えたい」と想いを明かしました。
この新種の魚に対しては、SNS上で「確かにサンっぽい」「命名した人もよく考えたな」といった、興味や感動を示す声が寄せられています。




