世界はこの200年でどう変わったのか ー もし世界の人口が100人だったら

 1800年代生まれの最後の生存者で、世界最高齢であったエマ・モラノ氏が15日に亡くなった。エマ氏が生きた1800年代〜2000年代を通じて、世界はどのように変わってきたのか改めて振り返ってみたい。

 オックスフォード大学のリサーチャー、Max Roser氏が運営する『Our World in Data』で公開されている、この200年で世界がどう変わったかを示す6つのチャートを紹介する。チャートは、世界の人口が100人だとした場合に、何人がどのような状況下にいるのかを示している。

1. 極度の貧困の中で暮らす人は、この200年で94人から10人に減っている

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2. 基礎教育すら受けられない人は、この200年で83人から14人に減っている

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3. 文字が読めない人は、この200年で88人から15人に減っている

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4. 非民主主義の国に住む人は、この200年で99人から44人に減っている

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5. 予防接種(ジフテリア/百日咳/破傷風)が受けられない人は、この200年で100人から14人に減っている

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6. 5歳までに死んでしまう子供は、この200年で43人から4人に減っている

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 この200年の間に、驚くほど私たちの暮らす世界は様変わりしていることがわかる。200年前の人々からすると、私たちの生活はどれほど恵まれているのか、今一度思いを巡らせてみてはどうだろうか。

[※]チャートの詳細な定義・データソースについては、こちらで説明されている。

photo via flickr/ Roger W, CC BY-SA all charts CC-BY-SA by Max Roser

Text by 酒田 宗一