中国人インフルエンサーが墜落されたインド戦闘機を侮辱 「100億円が水の泡に」
画像はイメージ(Flicker/ Gene Zhang )
中国のインフルエンサーによるある替え歌動画がSNS上で拡散され、国境を越えて物議を醸しています。
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この出来事は、「South China Morning Post」など複数の海外メディアが報じました。
インド戦闘機を茶化した中国人インフルエンサー
問題となったのは、中国の動画投稿サイト「抖音(Douyin)」で公開された約1分のパロディ動画です。
投稿者は約1600万人のフォロワーを持つ人気インフルエンサー「Brother Hao(郝哥)」。
インドの有名楽曲「Tunak Tunak Tun」を替え歌にし、パキスタンに撃墜されたとされるインドの戦闘機を茶化す内容になっています。
動画の中では、「新品の戦闘機が撃墜された…1機も戻らなかった、90億ルピー(約162億円)が水の泡に」といった歌詞で、インド軍を嘲笑する演出がなされていました。
背景には、パキスタン空軍が中国製戦闘機J-10Cを用い、フランス製「ラファール」戦闘機を撃墜したとする報道があります。
一部では「J-10Cによる初の実戦成果」とも伝えられました。
中国政府は戦闘機のの関与の有無を明言していないものの、SNSでは中国製兵器を称賛する声が相次ぎ、ナショナリズムの高まりを招いています。
一方、パキスタンのオンラインプラットフォームでも類似の動画が投稿されており、インドのSNSユーザーの間では怒りの声が拡大。
動画内でインド風の服装を身につけ、顔を茶色く塗り、カレーに言及するなどの表現についても、「以前から繰り返されてきた侮蔑的な演出だ」とする批判が相次いでいます。
この件に対してネット上では、「戦争や人命を奪う行為を笑いの対象にすべきではない」とする倫理的な意見のほか、「中国はトップになれないから他者を嘲笑する」と揶揄する声も見られました。また、「ターバンをかぶってシク教徒をからかうのは恥ずべきこと」と、宗教的・文化的配慮の欠如を批判する意見も上がっています。




