3m級の巨大ヘビの上に乗っていたヒキガエル 「珍しい光景」
Amos T Fairchild / Wikipedia Commons
オーストラリア北部で大雨が降り、3.5mのニシキヘビの背中にヒキガエルが乗っている光景が目撃されました。
「The Guardian」などが報じています。
ヘビの上に乗っていたヒキガエル
地元住民のポール・モックさんは、大雨でダムがほぼ満杯になり、ヒキガエルたちが堤防周辺の草地に集まっているのを目撃し、SNSに投稿。
その後、モックさんが外に出ると、3.5mのニシキヘビが草地を横断しており、その背中に数匹のヒキガエルが乗っていたといいます。
ヒキガエルが乗っていたのは、オーストラリアに広く分布するカーペット・パイソンです。
体長は2~4mに達する大型のヘビで、オリーブ、金、白などの多様な体色が特徴。
主に小哺乳類や鳥類、トカゲを捕食します。
SNS上では、「カエルはヘビの餌ではないのか?」という質問が多く寄せられました。
それに対して、モックさんは「地元のヘビはヒキガエルの毒性を知っているため、食べません」と回答しています。
また、「ヒキガエルがヘビを移動手段として使うのは初めて知った」という驚きの声も上がっていました。
地元では、毒性のヒキガエルを捕食できる天敵がなく、増殖を続けており、生態系への悪影響が懸念されています。