縄跳びのロープに死んだヘビを使っていた子供 行政が問題視
画像はイメージ(Flicker/ John Tann )
オーストラリア・クイーンズランド州中央部から約2時間の距離にある集落で、子供たちが死んだヘビを縄跳びのロープとして使用していました。
この様子は、「news.com.au」をはじめとする複数のメディアが報じています。
ヘビで遊ぶ子供たち
映像の中で、子供たちはヘビを振り回し、他の子供たちがその上を跳んで楽しんでいる様子が映し出されています。
「それを見せて、何だか見せてみて」と女性が言っているのが聞こえます。
子供たちは跳びながら笑い、「クロニシキヘビ」だと言いました。
このヘビがすでに死んでいたのか、撮影時に死んだのかは不明です。
しかし、この映像がSNSで急速に拡散されたことを受け、オーストラリア・クイーンズランド州環境観光科学革新省が問題視。
「このような不適切な行為を非難し、事件の調査を行います」と同省の担当者がコメントしました。
クロニシキヘビはオーストラリア固有種で、今回発見されたクイーンズランドに多く生息しています。
名前の由来はその黒い頭部。
体長は平均1.5m〜2mですが、大きい個体は3m以上に成長することもあります。
爬虫類が主食ですが、ヘビ、鳥、哺乳類を捕食することもあります。
クロニシキヘビは原種輸出が禁止されている種で、殺傷や傷害を加えた場合には同国では最大170万円の罰金が課されます。
同省は「野生動物を殺したり傷つけたりした場合は、通報してください」と呼びかけました。
この出来事にネット上では、「親は恥じるべきだ」「まったくひどい。今の若者にはうんざり」といった批判が上がっていました。その一方で、「子供たちは見つけたもので遊ぶ。子供らしくいるのは素晴らしいことだ」といった擁護の意見も寄せられました。