頭が2つあるリクガメ 父ガメに押し潰されるも12歳に成長
画像はイメージ(Flicker/ Bernard DUPONT )
ベルギーの男性が飼っているメスのケヅメリクガメには頭が2つあり、別々の口で餌を食べています。
頭が2つあるリクガメ
ベルギー・ウェスト=フランデレン州ワレヘム在住のロニー・リクコートさん(Rony Ryckoort)は、動物の中でも、特にカメが大好きとのこと。
ロニーさんは、1990年にオスとメスのケヅメリクガメを購入し大切に飼育してきました。
メスはいくつかの卵を産み、2012年5月28日に卵が孵化すると、かわいい子ガメたちが誕生。
ところが1匹だけ、通常のケヅメリクガメとは違う子ガメがいることにロニーさんは気付きました。
体重12gほどの小さな身体には、頭が2つあったのです。
驚いたロニーさんでしたが、彼はこのカメに「キアンガ」と名前をつけて可愛がって来ました。
ある日のこと、キアンガは父ガメに押し潰されそうになったことで内臓に問題が生じてしまい、動物病院で3週間入院することになってしまいました。
幸いにもキアンガは無事に回復し、その際に検査をしたところキアンガは頭が2つあるだけで、健康には特に問題がないことが判明しました。
通常、奇形で生まれてくる生物のほとんどは健康に問題が見られ、短命であることが多いもののキアンガは昨年2024年6月には無事に12歳を迎えることになりました。
ロニーさんによると、ケヅメリクガメは100歳以上生きられるそうで、彼はキアンガが長生きしてずっと自分のそばにいてくれることを期待しているようです。