我先にと群がる様子に「見ていて恥ずかしい」 中国で店内の飾りに客が殺到
画像はイメージ(Flicker/ See-ming Lee )
中国・山西省太原市にあるショッピングモールで、現地時間の2024年12月24日に、モール内に飾られていたクリスマスツリーに買い物客が殺到する騒ぎが起きました。
中国の店内で飾りに群がる客
クリスマスツリーには、飾りとしてクリスマスプレゼントを模した、中身が空のギフトボックスが無数に飾られ、買い物客は華やかなツリーによってクリスマス気分を味わっていました。
ところが、ある買い物客が柵をこえてツリーに近寄り、飾りであるギフトボックスをもぎ取ってしまったようです。
これを皮切りに、他の買い物客までもがツリーに飾られたギフトボックスを手に入れるために我も我もとツリーに群がり始めることに。
騒ぎの中で子供が泣き叫び、ツリーによじ登る者まで登場しました。
4m以上はあると見られるツリーは、今にも倒れそうな危険な状態に…。
混沌とした状況が続く中で、ギフトボックスを手に入れた買い物客は中身が空だと分かると、そのまま箱をフロアに捨ててその場を去って行ってしまう人までいました。
当時の様子を撮影した動画がSNSで拡散されると、「なんて心が貧しいんだ」「本当に恥ずかしい行為だ」「まあ、今更驚かないけどね」といった非難の声が上がることに。
香港メディア『South China Morning Post』によると、騒ぎが起こってすぐに警備員が止めに入ったようですが、あまりの群衆の多さに止めることができなかったとのことです。
このツリーは翌日のクリスマス当日には撤去されるという残念な結果になってしまいました。