石破茂氏が自民党新総裁に 海外の反応

ASSOCIATED PRESS/ Hiro Komae

2024年9月27日、自民党総裁選の決選投票が実施されました。

【動画】海外メディアも注目した石破茂自民党新総裁

決選投票で国会議員票と都道府県票を合わせ、石破茂氏が215票を獲得。高市早苗氏の194票を上回り、次期新総裁に決定しました。

石破茂が自民党新総裁に

石破茂新総裁は就任演説で、自民党が2012年に政権を奪還した際の団結について「皆が心を一つにして政権を奪還した」「もう一度そのときに戻りたい」と振り返り、党の再生について言及しました。

イギリスのロイター通信は、石破茂氏の新総裁就任について「5度目の正直」と表現。

「過去数十年で最も予測困難な党首選の一つとなった今回の選挙では、史上最多の9人の候補者が立候補し、決選投票で高市早苗氏に勝利した」と伝えています。

アメリカのニューヨーク・タイムズは、自民党の一般党員から人気を集めていた石破氏の当選について、「日本の権力者たちが世論に耳を傾けた」と伝えました。また、石破氏は「率直な意見表明や防衛政策への精通さで評価されている」と報じています。

フランスの国際通信社AFPは、「決選投票で、日本初の女性指導者となる可能性があった保守派の高市早苗氏を破った」と次期首相の石破茂氏の勝利を伝えています。

Text by 本間才子