パリ五輪で柔道の阿部詩が敗北し号泣 誹謗中傷に謝罪も海外メディアも反応

ASSOCIATED PRESS/Eugene Hoshiko

パリ五輪で柔道・阿部詩選手が敗退後に号泣し、ネットで誹謗中傷が止まらない事態となっています。

【動画】2回戦で敗北したことに号泣し、動けない阿部詩選手

阿部詩がパリ五輪で敗北、号泣

パリ五輪の柔道女子52キロ級の試合で、阿部詩選手は優勝候補にあがっていました。

ですが、2回戦でウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワ選手に敗北。

阿部選手は試合後、畳に倒れこむように号泣していました。

大会関係者の誘導にも動けず、コーチに抱きかかえられるようにして阿部選手は退場。

この様子にネットでは、「見苦しい」「日本人として恥ずかしい」などの誹謗中傷の書き込みが殺到したのです。

阿部選手は自身のInstagramで、「情けない姿を見せてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。

海外でも阿部選手が号泣した姿は注目されており、マレーシアのメディア「Goodys」は「パリ大会での敗北により、柔道の日本チャンピオン阿部詩選手が感情的に崩れました。この困難な時期に彼女を慰めサポートし、今後の成功を祈りましょう」とエールを送っています。

一方、ケルディヨロワ選手の母国ウズベキスタンメディアの「Daryo」は、金メダルを獲得したケルディヨロワ選手に「彼女の献身と努力そして忍耐の証であり、ウズベキスタンのスポーツ界にとって快挙」と栄誉を讃えています。

阿部選手の号泣は、国内外で反響があったようです。

Text by 本間才子