「WBCには日本代表として出たい」 スティーブン・クワンとはどんな選手?

ASSOCIATED PRESS/Phil Long

2023年に行われたWBCの日本代表として、セントルイス・カージナルス所属でアメリカ出身のラーズ・ヌートバー選手が招集され、驚いた人もいるでしょう。

【動画】インタビューでWBC日本代表への意欲を語るスティーブン・クワン

ヌートバー選手は、アメリカ人の父親と日本人で日系アメリカ人二世の母親との間に生まれました。

WBCでは、両親のどちらかが国の国籍を持っていれば代表国の資格があると規定されています。

母親が日本国籍を持っているため、ヌートバー選手は日本代表に選出されたのです。

スティーブン・クアンとはどんな選手?

じつは当時、同じくアメリカ出身でクリーブランド・ガーディアンズ所属のスティーブン・クワン選手も候補入りしていたことをご存知でしょうか。

日系アメリカ人の母と中国系アメリカ人の父を持ち、日本にルーツがあることから候補にあがっていたようですが、WBCの規定により出場が叶いませんでした。

そんなクワン選手がこのたび、2026年開催の次回大会において、日本代表としてプレーすることへの意欲を示しました。

2024年7月16日(日本時間17日)に開催されるオールスター戦への出場が予定されている彼は、その前日会見で言及。

「前回は(大谷)ショウヘイが誘ってくれて、出たかったけど、規則の問題で叶わなかった」と明かし、この先もし制度が変わるのであれば「ぜひ出たい」と考えているようです。

また母方の祖父母が山形県出身だといい、2019年の1月に訪れた際は美味しいご飯を食べ、日本の田舎風景を存分に楽しんだそうです。

7月17日現在26歳のクワン選手は、打率.352でア・リーグトップに立っており、オールスター戦での活躍が期待されています。

そんなクワン選手に対し、世間からは「WBCで大谷選手とまた優勝を掴んでほしい」「オールスター戦楽しみにしています」「日系人選手の活躍が嬉しい」「今後に期待しています」といった声が寄せられました。

Text by 春野 なつ