フェアレディZ 、スープラ、RX-7… 90年代の日本製スポーツカーベスト10、海外が特集

 ホンダが、2009年に生産を終了したスポーツカー「S2000」の後継車を発売する。

 イギリスの自動車メディア「Auto Express」によると、ホンダは3種類のスポーツカーを計画中である。最上級車が新型「NSX」で、入門車が軽自動車規格の「S660 コンセプト」の市販版。そしてその中間のミッドサイズスポーツカーが「S2000」の後継車になる。

「S2000」の後継車発表のニュースは、日本製スポーツカーの黄金時代を思い起こさせる。90年代、ホンダ、マツダ、日産、そして三菱は、お互いに切磋琢磨し、次々と偉大なスポーツカーを生み出してきた。

【日本製スポーツカーの黄金時代】
 カナダのメディア「Postmedia Network」は、5月10日付の記事で、90年代の日本製スポーツカーのベスト10を特集している(順不同)。

・インテグラタイプR(アキュラ・インテグラタイプR)
エンジン部から座席、シャーシに至るまで運転を最大限に楽しめるように設計。

・ホンダCRX Si
CRXは、歴史上最も偉大なスポーツカーの入門車。

・ホンダNSX
当時のスーパー・スポーツカーである、フェラーリ348を目指して製造された。素晴らしい操作性ということでは、「NSX」に勝るものはない。発売時、初の「日常のスーパーカー」と宣伝された。「NSX」のおかげで、フェラーリはもっと信頼がおける、維持しやすい車を開発せざるを得なくなった。

・マツダRX-7
90年代、マツダは運転して楽しい車を次々に開発した。その筆頭はRX-7で、三代目RX-7は技術上の傑作だ。

・一代目マツダロードスター
「ロードスター」は、運転愛好家のための車を作る会社として、マツダの評価を不動のものにした。その人気は未だに衰えていない。

・三菱GTO(3000GT)
「3000GT」(三菱GTO)は日本自動車会社初の(そして最後の)大型のグランドツアラー車である。三菱のエンジニアリング力の高さを如実に表している。

・三菱エクリプスGSX
前輪駆動のスポーツカーで210ps。

・日産フェアレディZ (300ZX)
「300ZXターボ」モデルのエンジンは300ps。

・トヨタ・スープラ・ターボ
第四代目のスープラは、ツインターボ6気筒による320ps。

 日本経済が停滞する中、スポーツカーは売れず、次々と生産が停止していった。しかし、近年、ホンダの「NSX」を始め、日本製スポーツカー復活の動きがある。4月、マツダは「ロードスター」誕生25周年を記念して、特別仕様車をニューヨークの自動車ショーで発表した。

 日本製スポーツカーの時代が再びやってくるのか、期待が大いに高まるところである。

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Text by NewSphere 編集部