オバマ7位、バイデン14位…トランプは? 米歴代「偉大な大統領」ランキング

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 19日のアメリカの祝日「プレジデンツ・デー」に合わせ、共和党、民主党、無所属の歴史家を対象に行われた世論調査(154人回答)を基にした同国歴代大統領の「全体的な偉大さ」ランキングが発表された。その結果、奴隷制度廃止のために南北戦争で南部11州の連合と戦ったエイブラハム・リンカーン第16代大統領が100点中95.03点を獲得して1位となった。2位は90.83点でフランクリン・ルーズベルト第32代大統領、3位は90.32点でジョージ・ワシントン初代大統領だった。

◆オバマ氏7位、バイデン氏14位
 では、最近の大統領たちはそれぞれ何位にランクインしたのだろうか? 1990年代から現在までの大統領で、最も上位につけたのは7位のバラク・オバマ第44代大統領だった。アメリカの健康保険制度改革に力を入れたオバマ氏は、10位のジョン・F・ケネディ第35代大統領を抑えての堂々たるランク入りである。

 次いで12位にはスキャンダルこそあったが、有効な政策でアメリカ経済を復活させたビル・クリントン第42代大統領、14位には新型コロナ後のアメリカ経済を立て直し、CHIPS法など数々の政策を成立させた現職のジョー・バイデン第46代大統領がランク入りしている。

 一方、イラク戦争やハリケーン・カトリーナの対応失敗、経済悪化などで悪評が高い共和党のジョージ・W・ブッシュ第43代大統領は32位だった。

Text by 川島 実佳