犬の飼い主と猫の飼い主、どっちが幸せ? 種々の研究でわかったこと
犬派か猫派かは、議論の尽きない永遠のテーマだ。自分の性格やライフスタイルに適したペットを飼うのが一番だが、あえて決めるならばどちらの方が幸せを実感しやすいのだろうか? 一概には言えないものの、犬派がやや有利という調査結果が出ているようだ。
◆犬を飼えば猫より2倍幸せを感じやすい?
シカゴ大学の独立研究機関「NORC」が2018年に実施した全米社会調査(GSS)の結果によると、犬を飼っている人は猫を飼っている人よりも幸せだという結果が出た。ペットについて尋ねたこの調査では、全米の家庭の約6割が少なくとも1匹のペットを飼っていることが明らかになった。
幸福度について尋ねたところ、ペットを飼っている人と飼っていない人との間で、幸福度に大きな違いはなかった。しかし、ペットの種類によって明確な差違がみられた。犬を飼っている人(36%)は猫を飼っている人(18%)の約2倍、「非常に幸せ」と答える割合が高かった。その一方、猫を飼っている人はペットを飼っていない人(32%)よりも、かえって幸福度が低かった。犬と猫を両方飼っている人(28%)の幸福度はその中間だった。