イカリとロープが絡まったクジラ レスキュー隊が命懸けの救出

画像はイメージ(Flicker/ gregpoo

近年、海洋生物が海中のゴミを誤って飲み込んでしまったり、定置網に引っかかってしまったりするケースがたびたび報道されています。

そんななか、オーストラリアのゴールド・コーストでは、イカリとロープが絡まっている野生のザトウクジラが発見されました。

イカリとロープに絡まったクジラを救出

救助にあたったのは、国内最大級の海洋テーマパーク『シー・ワールド』の特別な訓練を受けたチームの人たち。

2023年8月14日、Facebookにその様子を公開すると、ダイナミックかつ危険を伴う光景にたくさんの注目が集まりました。

体長約10メートルもあるクジラは、時速14~18キロメートルものスピードで泳いでいます。

そんな困難な状況のなか、チームは見事、大きなブイをクジラのロープに引っ掛け、イカリを外すことに成功しました。

さらに、クジラの体に何も残っていないことを確認するための目視検査も行ったということです。

その結果、尾びれの表面に傷がいくつかあったものの、クジラは再び元気に海へと戻って行き、救助にあたったチームメンバーを安心させました。

これには世間の人々からも「素晴らしい!」「クジラを救ってくれてありがとう」「感動した」など、称賛の声が多く寄せられたようです。

Text by 春野 なつ