迷惑客を一蹴する機内アナウンス 「誰もあなたの音声を聞きたくない」

画像はイメージ(Flicker/ Rick Kimpel

新型コロナウイルス感染症が落ち着き、世界各地でビジネスや観光問わず、人々の動きはパンデミック前の賑わいをみせています。

ところがそれに比例し、飛行機内でのトラブルも急増している様子。

Instagramでは今、アメリカン航空のあるパイロットによる機内アナウンスが話題となっています。

肘置きや荷物、音楽を聴く時の注意点をアナウンス

動画を投稿したのは、コメディアンのアンナさんです。

 
 
 
 
 
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「お互いに親切に、尊重し合いましょう。本当はこんなこと言いたくないけれど…」と前置きから始めたパイロット。

「客室乗務員にも優しくね。なぜなら彼女たちは私の意思を代表しているので、ちゃんと話を聞いてください」と訴えました。

さらに近年目立つのは、「自己中心的で失礼な乗客」だとのこと。

「どの飛行機に乗っても荷物はしまってください。他の人の邪魔にはならないように」「中央の席に座っている人にも、肘置きは使わせてあげてくださいね」とお願いしています。

またイヤホンなしで動画や音楽を聴く人、スピーカーで通話をする人に対しても、「誰もあなたの音声など聞きたくないんです。気を付けてくださいね」と配慮を呼びかけました。

これに世間の人々からは「みんなの気持ちを代弁してくれた」「よくぞ言った!」「これにイラっと来る人がいたら、あなたが問題の元凶ってこと」など、称賛の声が相次いでいます。

なお連邦航空局によると、アメリカでは2023年だけで、少なくとも983件の事件や事故が報告されているそうです。

これはパンデミック前に比べ49%も増加しており、日本も例外ではありません。

過度の飲酒が原因の暴力・威嚇行為や、規定を守らない携帯電話の使用、化粧室内での喫煙といった迷惑行為が急増していると伝えられています。

Text by 春野 なつ