日本は世界一“先見の明のある国” 米誌の「世界一の国ランキング」 総合結果は?

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日本は世界一“先見の明のある国” 米誌の「世界一の国ランキング」 総合結果は?

 毎年恒例となった、「世界一の国」ランキングが発表された。日本は、総合ランキングで昨年から2つアップして5位となった。なかでも、「先見の明のある国ランキング」では1位となった。

◆日本、「先見の明」で1位
 「The Best Country in the World(世界一の国)」リストは、米誌USニューズ&ワールド・レポートが毎年発表しているランキングだ。21000人を対象に調査したもので、総合ランキングの他に、「冒険」や「起業」、「生活の質」など様々な部門ごとのランキングも存在する。

 今年1位となったのはスイスだ。失業率の低さや質の高い労働力に加え、低い法人税率やハイテク産業、さらには金融業界を中心としたサービス業の水準の高さなどに支えられた強い経済力が指摘されている。

 一方、昨年のランキングで総合1位だったドイツは4位に後退。高齢化が進んでいることや、門戸開放型の政策が国内で論争の源になっていることが指摘されている。

 5位となった日本は、2011年の震災で打撃を受けた製造業はほぼ復興しているが、近隣諸国との領土問題や高齢化の問題がある、と指摘されている。部門ごとのランキングでは、「起業家精神溢れる国ランキング」で2位(1位はドイツ)、「成長が見込める国ランキング」で5位(1位はアラブ首長国連邦)と健闘。さらに「先見の明のある国ランキング」では1位となった。

 「先見の明のある国ランキング」は、ビジネスで意思決定をする立場にいる4000人が「官僚制度」、「ダイナミックさ」、「起業家精神」、「革新性」、「技術的専門知識」について点数をつけたものを元に算出されている。日本に次いで2位となったアメリカを除き、上位5ヶ国中4ヶ国がアジアの国となった(3位韓国、4位シンガポール、5位中国)。

 総合ランキング上位10ヶ国は、スイス、カナダ、イギリス、ドイツ、日本、スウェーデン、アメリカ、オーストラリア、フランス、ノルウェーと、欧米諸国が圧倒的に多かった。

◆世界一悲惨な国は
 この「世界一の国ランキング」は「国が持つ良いイメージ」を数値化したものと言えるが、逆に「国にとってマイナスの数字」をランキングしたとも言える、「悲惨指数」なるものも発表されている。これはブルームバーグが2017年のインフレ予測と失業率予測を合わせて算出したもので、全65の国と地域を順位付けした。ランクが低ければ低いほど、「悲惨ではない」ということになる。

 最も悲惨だとされたのはベネズエラで、3年連続で不名誉な1位に輝いてしまった。ベネズエラ最大の輸出品目である石油価格が低迷していることや、物価が今年6倍近くに跳ね上がると予測されていることなどが理由だ。

◆アジア諸国が大健闘
 一方、悲惨から最もほど遠いとされたのが、タイだ。ただしこれは、タイの失業率の換算の仕方がかなり独特だから、と指摘されている。

 日本はこのランキングでもかなり健闘した。65ヶ国中62位。つまり「悲惨ではない国」で4位に入った。このランキングを逆から見て「悲惨ではない順」に並べると、タイ、シンガポール、スイス、日本、アイスランド、台湾、デンマーク、イスラエル、韓国、香港と、10ヶ国中6ヶ国(地域)がアジアの国(地域)だった。

(松丸さとみ)

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