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ヒラリー氏とサンダース氏の指名争い、勝負あった? “よほどのことがなければ…”と現地報道

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ヒラリー氏とサンダース氏の指名争い、勝負あった? “よほどのことがなければ…”と現地報道

 米大統領選の民主党候補者指名争いの第3戦となる、ネバダ州党員集会が20日に開催され、バーニー・サンダース氏の追い上げをかわし、ヒラリー・クリントン氏が勝利した。欧米メディアは、この勝利で勢いをつけたクリントン氏が、次戦のサウスカロライナと3月1日のスーパーチューズデー(予備選挙・党員集会の集中日)を制するだろうと報じている。

◆サンダース大躍進でクリントン陣営たじたじ
 昨年12月の調査では、ネバダ州ではサンダース氏に大差をつけて圧勝するとされていたクリントン氏。だが、アイオワ州では辛勝し、ニューハンプシャー州では大差で敗れたことから、油断はできなかった。フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は、サンダース氏の選挙運動からのプレッシャーは増大し、ラティーノ、アフリカ系、女性票も含め、クリントン氏は支持層を奪われかけているように見えたと述べる。

 ネットメディア『Slate』によれば、ニューハンプシャーでの一方的勝利で、サンダース氏はいまだかつてない急速な資金集めに成功。その勢いで金と人をネバダに投入し、ラティーノ有権者への選挙活動を広げたという。これにより、クリントン陣営ではネバダは安定の勝利という見方に疑問符が付き、選挙運動責任者ロビー・ムック氏が、ネバダは控えめにして、次のサウスカロライナに注力しようという指示を出したほど、危機感が募っていたようだ。

◆周到な準備で乗り切る
 ところが、ふたを開けてみれば、クリントン氏はサンダース氏にほぼ5ポイントの差をつけて勝利。差は詰められたものの、欲しい所での大事な1勝となったことは確実だ。

 オバマ大統領の2008年大統領選での選挙運動責任者、デビッド・プラウ氏は、サンダース氏が情熱で票を引きつけるのに対し、クリントン陣営のやり方はとても組織的だと述べる(FT)。サンダース陣営は数週間前からテレビCMを大量に投入したり、マイノリティ有権者への接触に努めたりすることでかなり食い込んできたが、クリントン氏は立候補直後からネバダを優先州として位置づけ、草の根的なネットワークを構築。事前の準備が勝利につながったとFTは見ている。

 NBCは、クリントン氏がネバダ党員集会前のテレビ討論会で、サンダース氏は大統領選立候補で民主党に鞍替えした人物だと攻撃したことに触れ、80%の選挙民が「伝統的」民主党支持者だと回答しているネバダ州で、彼らにうまくアピールし、票を積み上げたと指摘する。また、ラスベガスのカジノなどで力を持つ労働組合の支持もうまく取り付け、労組関係の票ではサンダース氏に11ポイントの差を付けたと述べている。さらに、ニューハンプシャーではサンダース氏に大差を付けられたリベラル層からの票の取りこぼしも最小限に抑え、民主党内の中道と保守系の票をしっかりと確保。ラティーノ票はサンダース氏に奪われた部分もあったが、アフリカ系の圧倒的な支持が勝利に貢献したようだ。

◆もう勝負はついた?
 ネバダ州を終えて、各メディアはヒラリー氏が27日のサウスカロライナ、3月1日のスーパーチューズデーでの戦いで勝利する確率はかなり高いと見ている。

 FTはアフリカ系選挙民の多いサウスカロライナでは、ネバダの出口調査でアフリカ系の票の76%を取ったとされるクリントン氏には有利であると指摘。また、サンダース氏は小口の寄付金で記録的な資金集めをしているものの、かなりの額を使っており、今やクリントン氏の半分ほどしか資金が手元に残っていないと見ている。『Slate』もアフリカ系、ラティーノ有権者においては、クリントン氏は依然として有利で、非白人の多い次のサウスカロライナ、南部、西部でも勝利はほぼ確実だと述べる。

 一方、NBCはクリントン氏の弱点を考察。依然として若い有権者の票ではサンダース氏に大差を付けられていること、また、「誠実で信頼できる」という点において、サンダース氏の評価がクリントン氏より圧倒的に高いことを指摘し、今後の戦いへの影響を示唆した。

 ウェブ誌『Daily Beast』は、よほどの予期せぬスキャンダルがない限り、クリントン氏の今後の勝利は確実だが、これで終わりという態度を見せてはならないと助言。早々にそのような態度を取れば、党内での自身へのダメージとなって跳ね返り、党指名を受けた後に、党内をまとめる際の障害になってしまうと指摘する。同誌は、今後クリントン氏がすべきは、サンダース氏が撤退表明するまで、議論を仕掛け、相手に敬意を表し、まだレース中だと見せ続けることだとし、事実上のゲームオーバーが近いという見方を示している。

(山川真智子)

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