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 中国人民銀行(中央銀行)は25日、流動性強化のため金融機関に資金を注入するつもりであり、金額や対象機関名は不明ながら、一部すでに注入を始めていると声明した。
 人民銀行は前日、流動性は「妥当な水準」にあるとして、信用バブル抑制のために流動性管理を強化すると声明したばかりであった。引き締め宣言で一気に6%下落していた上海総合指数は、これを受けてほぼ回復した。

【信用バブル】
 経済成長のため積極的に投資する中国の総信用量は、2008年にはGDP 比130%であったものが、今四半期には200%に達しそうである。短期金利は先週、25%に達していた。
 厳しい資金調達競争に陥った銀行は、「理財商品」と呼ばれる財テク商品の販売に走った。理財商品は3ヶ月満期で年利約6%など、短期・高利である。CNベネフィットによると、理財商品を販売する銀行の数は18%、販売された商品の総数は67%急増したという。

【影の金融】
 このような状況で、人民銀行は信用バブル抑制に動いたが、巨大な影響力を持つ「影の金融」の実態を把握できていないまま政策を決めたため、いたずらに市場を混乱させただけだと各紙は指摘する。
 「影の金融」とはリース会社、質屋、信託会社、その他非公式の貸し手などであり、いわば「民間が互いに貸し合う」ような形である。規制の多い銀行融資を嫌って、影の金融の利用は多い。

【フランケンシュタインの暴走】
 「年率7.7%の成長」「610億ドルの貿易黒字」など、中国の経済統計自体が信用ならないと説くブルームバーグは、このようないびつな中国経済を「フランケンシュタイン」に喩えた。その上で、情報公開をせず、市場原理ではなく政府の意向で強制的に経済をコントロールしようとする国家構造や、痛みを伴う根本的構造改革を先送りする姿勢を批判した。同紙は「フランケンシュタインを止めなければならないと言うのは正しいが、それができるのは生みの親だけ」だと表現する。また、「中国の指導者たちは2008年、新しいバブルを作ることでバブル破裂を避けた。しかし、中国は永遠にその審判の日を遅らせることはできない」と評した。

(Newsphere編集部)

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