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「財政の崖」第2ラウンド 各氏各党の思惑とは

  • カテゴリー:国際
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「財政の崖」第2ラウンド 各氏各党の思惑とは オバマ大統領は14日の記者会見で、「議会は無条件で連邦債務の法定上限引き上げに速やかに同意すべき」との考えを述べた。また、共和党が債務上限の引き上げを歳出削減の取引材料にする構えをみせていることに対し、そうした態度は「無責任」で「非常識」だと強く非難した。
 今回焦点となっている債務上限引き上げ問題は、「財政の崖」回避に向けた戦いの第二ラウンドとも呼べる。米政府債務は昨年12月31日に上限の16兆4000億ドルに達したが、財務省が緊急措置を発動し資金を提供していた。さらに1月初めには実質増税になんとか合意し、危機は免れたかにみえた。しかし、緊急措置が3月には期限切れとなり、自動的な歳出削減も同時期に開始されるため、やはり急激な景気悪化が懸念されている。

【各氏の思惑】
 ガイトナー財務長官は14日、議会指導者にあてた書簡の中で、緊急措置は2月中旬から3月上旬に尽きることを明らかにしたという。債務上限引き上げに合意できなければ、社会保障やメディケア、軍事、法執行に関する費用など、多くの支払いが滞る可能性があると説明した。
 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長も14日の講演で、米国のデフォルト(債務不履行)回避に向け、議会は連邦債務の上限を引き上げる必要があるとの見解を示した。
また今回のオバマ大統領の発言は、共和党への圧力であるとともに、一部の民主党指導者らへのけん制でもあると海外各紙は報じている。民主党のリード上院院内総務らは先週、オバマ大統領に行政権限で債務上限の引き上げを決定するよう望む書簡を送っていたが、オバマ大統領は一時的な措置に過ぎないと一蹴し、議会での正式な合意を求める姿勢を示している。

【共和党の対応】
 一方共和党内でも強硬な姿勢がみられるとウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じた。多くの共和党議員は、政府を機能停止にしてでも大統領側に歳出削減圧力を与えたほうがよいという。大統領やエコノミストらは債務上限を上げなかったときの影響を誇張しているという主張も見られる。実際、フィナンシャル・タイムズ紙は、「オバマ大統領に我々が真剣だとわからせるため、政府を機能停止にすることは可能だ」という下院共和党のロジャース議員総会議長のコメントを掲載した。

(Newsphere編集部)

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