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インド×モディ 海外の反応まとめ

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インド×モディ 海外の反応まとめ

 モディ印首相の外交に、世界中のメディアが注目している。

 近年、インドとの間の新たなビジネスパートナーシップを結ぶ動きが加速している。就任から間もないモディ首相が打ち出す新たな経済政策は日本だけでなく、世界中へその存在感をあらわにしている。

 中国の外交専門家は冷ややかに、インドの新首相に就任したモディ氏を、安倍首相のインド版とみなし、その主導力を批判的に論じる一方で、中国の経済成長に中国の存在が大きいことを強調している。

 当のモディ首相は、インドを世界の製造業の生産基地にすることを目指し、「メイク・イン・インディア」を公約しているが、現実に直面している国内の問題への処理に頭を抱えている状況だ。

 また、日本とインドはともに隣国である中国と領有権問題を抱えているという類似点を持つ。ともに経済成長と軍事増強を続ける中国を不安視していることから、両国とも安全保障を強化する方法を模索している。

 以下、昨今の主要な海外の反応をまとめる。

1)安倍・モディ両首相の「ブロマンス」(男の絆)、中国に見せつける意図も?

 インドのモディ首相は、8月30日から9月3日まで、日本を訪れた。その際に見せた、安倍首相との親密ぶりは、海外からも注目を集めた。いくつかの英語メディアは、2人の関係を「ブロマンス」(男同士の固い友情)と呼んだ。

 モディ首相の日本滞在時に、2人が示した親密ぶりは、単に2人の「ブロマンス」の発露だっただけではないようだ。エコノミスト誌は、それはある程度、日本とインドの間のラブコールが大きくなっていることの、中国に対するサインだった、と述べている。つまり、中国に見せつけるためだった、という面もあるというのだ。

(フォーブス誌によると、今回の訪問の2つの大きな議題のうち、安全保障問題では、とりわけ中国が両国共通の関心だったという。インドは、中国と国境を接しており、断続的に緊張が生じているという。しかし、日本もインドも、経済的には中国とも深い結びつきにあるため、あからさまに中国の不興を買うわけにもいかない。フォーブス誌は、両首相は、注意深く歩を進めなければならない、としている。)
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2)モディ首相訪日、「大成功」と印各紙 “ガンジーに捧ぐ”と首相も手応え

 日本を公式訪問していたインドのモディ首相が9月3日、帰国した。インド各紙はこぞって訪日を「大成功」と伝えている。

 安倍首相はモディ首相との共同声明で、この先5年間でインドへ官民合わせてODAを含む計3.5兆円の投融資を行うことを表明した。

 モディ首相は、この援助を引き出したことを「非常に大きな成果だ」と強調。日本の資金と技術で自然環境や都市環境の「浄化」が進むことについて「最も強く“清廉”を望んだマハトマ師(「インド独立の父」マハトマ・ガンジー)に捧げたい」と語ったという(『タイムズ・オブ・インディア』)。

(カンワイ・シバル元外務大臣は今回の一件を冷静に判断している。同氏は、インドはどちらか一方を選ぶ必要はなく、軍事的には対中国を念頭に日本と、貿易、エネルギー分野等では中国と協力すれば良いと話している。)
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3)中国を超えられるか? モディ印首相、「メイク・イン・インディア」で製造業誘致へ

 モディ首相は、インドを世界の製造業の生産基地にすることを目指し、「メイク・イン・インディア」を公約している。「不必要な法律を無くし、官僚的な手続きを簡素化し、透明性があり、すぐに応じる、責任感のある政府を作る」と同首相はWSJに抱負を語っている。

 インドの製造業に期待する声も大きい一方で、「メイク・イン・インディア」に対して懐疑的なエコノミストもいる。JPモルガンのインド担当エコノミストは、世界的な製造業の生産能力の過剰と、先進国市場の高齢化が進み需要が変化している事を指摘している。

(インドが製造業で大きく後れを取っている原因として、インフラの不足、厳格な労働法、悪名高い官僚主義が指摘されている。指導者として人気が高いモディ首相が、今後このような問題にどのように対応するのか、世界中が注目している。)
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4)中国紙“モディ次期印首相は安倍ではなく、ニクソン”と主張 中国企業のインド進出に期待か

 インディア・トゥデイ紙は、モディ次期印首相の温和な国家主義、市場志向経済、新しいアジア主義の主張が、安倍首相との顕著な類似点であると指摘している。

 一方、インドのザ・ヒンドゥー紙によると、中国メディアは、西欧メディアが「モディ氏はインド版安倍首相だ」と評していることに異議を唱えているという。上海国際問題研究院の刘宗义氏は、右寄りの政策を進めることで、モディ氏は、中国との関係をより深めるインド版ニクソンとなるのではないかとみている。

 加えて同氏は、新しい首相が、インドのインフラと生産を向上させ、中国の企業に無数の機会を創出することを期待している。

(インディア・トゥデイ紙は、最近急接近している安倍首相とモディ氏との関係は、世界の力関係の図を変えることになるかもしれない、西欧から離れた新しい先進的な勢力となる可能性もある、と期待している。)
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5)“ワイルドカード”インド、中国から200億ドル投資 モディ首相が狙う「奇跡」に米誌注目

 地元紙は、インドへの日本と中国それぞれからの新規投資額を大きく報じている。中国は次の5年間で200億ドルの投資、日本が約束した350億ドルよりもはるかに少ない、とタイムズ・オブ・インディアは報じている。

 しかしモディ首相は、中国との関係をとても重要で優先的なものだと発言。全てのレベルで関係を深め、首脳級の話し合いを定期的に持つことで合意した。同首相は中国市場への参入規制を緩和すること、インド企業に投資の機会を創出することを中国に求めている。

 モディ首相は、大幅なインフラ整備を行い、国内生産を押し上げ、インド経済の奇跡を成し遂げようとしている、とタイム誌は報じている。

(タイム誌は、中国の利権を追求しようとの政治的・軍事的拡大とともに、アジアは2つのグループに分断されつつある、と指摘。ひとつは中国を中心として、もうひとつは日本を含むアメリカの同盟国を中心としたものだ。インドは、この新しい地政学的パーワーゲームの重要なワイルドカードとなっているという。)
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(Newsphere編集部)

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