安倍首相、モディ次期印首相をツイッターでフォロー 海外要人で初…関係強化に現地メディアが期待

 安倍晋三首相は、ツイッター上で、約31万7000人のフォロワーがいる。しかし、自身がフォローしているのは、たった3人だけだ。妻の安倍昭恵氏、作家の猪瀬直樹氏、そして社会評論家・伝記作家で、インドの次期首相候補のナレンドラ・モディ氏だ。

 インドでは、今月行われた選挙で、インド人民党(BJP)が大勝利を納めた。安倍首相は19日、選挙を率いた西部グジャラート州首相のモディ氏に電話で祝意を伝え、日本への招待をした。これに対し同氏は、「貴総理からの心のこもった祝意表明に対し、心から感謝申し上げる。日本は、これまでインドの発展に多大なる貢献を行ってきた。日本国民及び政府に対し、深甚なる感謝の気持ちを申し上げたい」(外務省HP)と述べた。

【“オフライン”で関係を深める両国首脳】
 安倍首相がツイッターでモディ氏をフォローしたことは、日印の関係が強まっていることを示している何よりの証拠だ、と印メディア『DNAインディア』は報じている。

 安倍首相は20日、前日の電話会談について、「モディ氏、お話しできて本当に嬉しかったです。東京にあなたをお迎えし、友好を深めることを楽しみにしています」とモディ氏に向けて英語でツイートした。

 なおモディ氏は19日、「安倍首相、お祝いをありがとうございました。日本との強い関係は両国にとって有益なものです」とつぶやいていた。

 安倍首相は、アメリカのバラク・オバマ大統領、ロシアのウラジミール・プーチン大統領をはじめ、他国の首脳を誰もフォローしていない。アジアの経済大国である日本とインドがさらに関係を深めるのは間違いないだろう、と同メディアはみている。

 このような日本とインドの良好な関係は今に始まったことではないという。両国は伝統的に深いつながりがある。しかしながら、ここ数年は安倍首相の方針で特に結びつきが強まっているようだ。

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Text by NewSphere 編集部