東大、世界23位でアジアトップ アジア勢躍進も日本の大学は下降 大学ランキング

 1日、イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」が、今年の世界大学ランキングを発表した。

 世界一は4年連続でアメリカのカリフォルニア工科大であり、相変わらず英米の大学が世界ランキングのトップ10を独占している。

【東アジアの躍進】
 だが、海外メディアは東アジアの躍進に注目している。東大が昨年と同じ23位でアジアでの最高位を守る一方、シンガポール国立大が順位を一つ上げて25位となったのだ。

 米クリスチャン・サイエンス・モニター紙は、東アジアからトップ200に、昨年より4校多い24校がランクインしていると述べ、「西洋から東洋へのパワーシフトが起きている」というTHEの言葉を伝えている。

 東アジアの大学が引き続き順位を上げている理由についてTHEは、国の財政支援や、教育に対するリーダーシップ、コミットメントの大きさによるものだと分析する。

【日本の状況】
 アジア勢が躍進するなか、日本の大学のランキングは低下している。東大は去年と同じ23位をキープしたものの、トップ200入りした東大以外の4校は、去年より順位を下げた。

 京都大学は、去年52位から59位、東京工業大学は、去年125位から141位、大阪大学は、去年144位から157位、東北大学は、去年150位から165位と去年を下回る結果となっている。

【評価指標は】
 フォーブス誌によると、THEのランキングは13の指標により評価されている。

 具体的には、論文の引用数、研究論文数、学生あたりスタッフ数、PhDを持つ教授の割合、世界から優秀と評価される学部の数等が考慮されるが、卒業生の給与は考慮されていない、とフォーブス誌は述べる。

 今年7月に発表されたサウジアラビアのランキングで東大は13位だったが、これは輩出したCEO数も加味しての評価だった。

 THEは、最高の教育は第1線の研究者によってこそなし得るものだ、と述べている(フォーブス誌)。

 ランキングの詳細は下記の通りである。

世界の大学トップ10
1.カリフォルニア工科大(アメリカ)
2.ハーバード大(アメリカ)
3.オックスフォード大(イギリス)
4.スタンフォード大(アメリカ)
5.ケンブリッジ大(イギリス)
6.マサチューセッツ工科大(アメリカ)
7.プリンストン大(アメリカ)
8.カリフォルニア大バークレー校(アメリカ)
9.インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)
10.エール大(アメリカ)

東アジアの大学トップ10
1.(23) 東京大(日本)
2.(25) シンガポール国立大(シンガポール)
3.(43) 香港大(香港)
4.(48) 北京大(中国)
5.(49) 清華大(中国)
6.(50) ソウル大(韓国)
7.(51) 香港科技大(香港)
8.(52) 韓国科学技術院(韓国)
9.(59) 京都大(日本)
10.(61) 南洋理工大(シンガポール)
※()は世界のランキング

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Text by NewSphere 編集部